聖書箇所ローマの信徒への手紙10章5-17節 聞くことによって始まる     戻る

5 モーセは、律法による偽について、「掟を守る人は掟によって生きる」と記しています。
6 しかし、信仰による義については、こう述べられています。「心の中で、だれが天に上るか」と言ってはならない。これは、キリストを引き降ろすことにほかなりません。
7 また、「『だれが底なしの淵に下るか』と言ってもならない。」これは、キリストを死者の中から引き上げることになります。
8 では、何と言われているのだろうか。「御言葉はあなたの近くにあり、あなたの口、あなたの心にある。」これは、わたしたちが宣べ伝えている信仰の言葉なのです。
9 口でイエスは主であると公に言い表し、心で神がイエスを死者の中から復活させられたと信じるなら、あなたは救われるからです。
10 実に人は心で信じて義とされ、口で公に言い表して救われるのです
11 聖書にも、「主を信じる者は、だれも失望することがない」と書いてあります。
12 ユダヤ人とギリシア人の区別はなく、すべての人に同じ主がおられ、御自分を呼び求めるすべての人を豊かにお恵みになるからです。
13 主の名を呼び求める者はだれでも救われる」のです。
14 ところで、信じたことのない方を、どうして呼び求められよう。聞いたことのない方を、どうして信じられよう。また、宣べ伝える人がなければ、どうして聞くことができよう
15 遣わされないで、どうして宣べ伝えることができよう。「良い知らせを伝える者の足は何と美しいことが」と書いてあるとおりです。
16 しかし、すべての人が福音に従ったのではありません。イザヤは、「主よ、だれがわたしたちから聞いたことを信じましたか」と言っています。
17 実に、信仰は聞くことにより、しかも、キリストの言葉を聞くことによって始まるのです。