聖書箇所 第一コリントの信徒への手紙2章11節-3章9節 キリストの思いを抱く 戻る
2章 | |
11 | 人の内にある霊以外に、いったいだれが、人のことを知るでしょうか。同じように、神の霊以外に神のことを知る者はいません。 |
12 | わたしたちは、世の霊ではなく、神からの霊を受けました。それで私たちは、神から恵みとして与えられたものを知るようになったのです。 |
13 | そして、わたしたちがこれについて語るのも、人の知恵に教えられた言葉によるのではなく、”霊”に教えられた言葉によっています。つまり、霊的なものによって霊的なことを説明するのです。 |
14 | 自然の人は神の霊に属する事柄を受け入れません。その人にとって、それは愚かなことであり、理解できないのです。霊によって初めて判断できるからです。 |
15 | 霊の人は一切を判断しますが、その人自身はだれからも判断されたりしません。 |
16 | 「だれが主の思いを知り、主を教えるというのか。」しかし、わたしたちはキリストの思いを抱いています。 |
3章 | |
1 | 兄弟たち、わたしはあなたがたには、霊の人に対するように語ることができず、肉の人、つまり、キリストとの関係では乳飲み子である人々に対するように語りました。 |
2 | わたしはあなたがたに乳を飲ませて、固い食物は与えませんでした。まだ固い物を口にすることができなかったからです。いや、今でもできません。 |
3 | 相変わらず肉の人だからです。お互いの間にねたみや争いが絶えない以上、あなたがたは肉の人であり、ただの人として歩んでいる、ということになりはしませんか。 |
4 | ある人が「わたしはアポロに」などと言っているとすれば、あなたがたは、ただの人にすぎないではありませんか。 |
5 | アポロとは何者か。また、パウロとは何者か。この二人は、あなたがたを信仰に導くためにそれぞれ主がお与えになった分に応じて仕えた者でです。 |
6 | わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、成長させてくださったのは神です。 |
7 | ですから、大切なのは、植える者でも水を注ぐ者でもなく、成長させてくださる神です。 |
8 | 植える者と水を注ぐ者とは一つですが、それぞれの働きに応じて自分の報酬を受け取りことになります。 |
9 | わたしたちは神のために力を合わせて働く者であり、あなたがたは神の畑、神の建物なのです。 |